「幸せをお金で買う」5つの授業(中経出版)

お金・投資信託

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この本を読んでほしい人

  • 現在のお金の使い方に満足していない人
  • 幸福度の高いお金の使い方を知りたい人

「幸せをお金で買う」5つの授業 ~著者紹介~

エリザベス・ダン

カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部准教授。自己認識と幸福についての研究を専門としておられます。

つまり、本書は幸福について誰よりも詳しい方が書いた本です。

マイケル・ノートン

ハーバード・ビジネス・スクールのハロルド・M・ブライアリー経営学教授。TEDに登壇し、「幸せを買う方法」について講演されたこともあります。

本の要約

結論から言うと、著者は以下の5つが良いお金の使い方であると述べています。

  • 経験を買う
  • ご褒美にする
  • 時間を買う
  • 支払いを先、あとで消費
  • 他人に投資

これら各項目について、具体例を交えながら、より幸福度の高いお金の使い方を紹介していきます。このブログを読んでくださっている方には、ぜひこの本を読んでいただきたいので、簡単な説明のみにします。

経験を買う

経験を買うと比較されるのが、「物を買う」です。両者の線引きはあいまいですが、その買い物が心に残る体験であれば、経験を買ったといえるでしょう。

例えば、行きつけのチェーン店で食事をしても、1か月後には覚えていないはずです。しかし、夜景のきれいな高級レストランでのディナーは、何年たっても覚えていることもありうるでしょう。同じ食事でも、記憶に強く残るような買い物が、経験を買うということです。

ご褒美にする

「ご褒美にする」は、「経験を買う」よりもわかりにくいですね。例えば、

毎日ビールを飲むのではなく、仕事終わりの金曜日の帰りにビールを買い、その日だけ飲む

みたいな感じです。金曜日以外の日に好きなものを我慢した分、金曜日の仕事終わりに飲むビールは格別に感じること間違いないでしょう。

時間を買う

これはわかりやすいでしょう。通勤時間を減らすために職場の近くに引っ越す、乾燥機付き洗濯機や食洗器などの時短家電を導入する、タクシーを使うなどです。

東京近郊にお住まいの方の中には、通勤時間の往復が1時間以上という方も少なくないでしょう。もし通勤に往復1時間かけている人が、職場近くに引っ越して、通勤時間を往復10分に短縮出来たら、一日で50分短縮できます。

厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査」によると、日本人の年間労働日数の平均は253日(365-112)なので、1年で12650分、時間換算で約211時間も節約できます

お金で時間を生み出すことで、自由時間が増えます。自分のやりたいことをする時間を増やせるので、それを幸福につなげることも可能です。

参考:厚生労働省 令和6年就労条件総合調査 結果の概況

支払いを先、あとで消費

これは、前もって支払いを行い、後で商品を受け取る・サービスを受けるといった意味です。

例えば、旅行で飛行機や新幹線のチケットを事前に支払い、旅行当日にサービスを受ける(飛行機に乗る、など)ということがわかりやすいでしょうか。

他人に投資

これは、自分ではなく他者のためにお金を使うということです。

例えば、恋人や家族にプレゼントを渡すなどです。自分はお金を支払い、サービスやモノは他者が受け取るため、客観的にみると自分はお金を失っただけ、とも考えられます。

しかし、プレゼントを渡された恋人や家族は、自分の行為に対して喜びの感情を抱くでしょう。そうしたとき、相手が喜んでくれたことに対して自分も喜び、満足感を得られるのではないでしょうか。

少額でもいいので、日頃お世話になっている方にプレゼントしてみてはいかがですか。

私が本を読んで実践したこと

この本を読み、私は2つのことを実践しました。1つはヨーロッパ旅行、もうひとつはピーター・ルーガーというステーキの高級店に家族を招待したことです。

ヨーロッパ旅行

これは、

  • 経験を買う
  • ご褒美にする
  • 支払いを先、あとで消費

に該当すると思います。

修士論文を終えた後のご褒美としてヨーロッパ旅行に行くことに決めました。チケットを先に購入し、旅行当日までわくわくしながら過ごしました。もちろん、ヨーロッパ旅行はかけがえのない思い出(経験)になりました。

上は、モンサンミッシェルに行ったときの写真です。個人的ベストショットです。

ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京

これは、

  • 経験を買う
  • 他人に投資

に該当すると思います(支払いは私がしました)。

このステーキ店では、米国農務省でプライム(最高品質)と格付けされたグレードの牛肉を使用しています。

いうまでもありませんが、味は格別です。特別な日に、大切な人を連れて訪れてみてください。

ただ、3人で5万円(ステーキ2人前、付け合わせ、サラダ、デザート一つ)だったので、かなり高額です。家計にかなり痛手となるので注意です(笑)。ただ、家族は喜んでくれたので、個人的には行ってよかったと思っています!

ピーター・ルーガー・ステーキハウス 公式サイト

ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京 | Peter Luger Steak House Tokyo
ピーター・ルーガー(Peter Luger)は、アメリカ最古のステーキハウスの1軒で、ニューヨークのザガットサーベイ(アメリカのレストランガイドブック)では、30年以上もの間、No.1に輝き続けています。東京店では、ブルックリン本店と全く同じ味と品質のステーキ体験を提供します。

まとめ

今回は、「幸せをお金で買う」5つの授業を紹介しました。

要約は具体例程度にとどめましたが、この本にはもっと詳細な情報が、科学的根拠に基づいて記述されています。

  • 現在のお金の使い方に満足していない人
  • 幸福度の高いお金の使い方を知りたい人

はぜひ読んでみてください!必ずあなたの人生に役立つと、自信をもってお勧めできます。

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