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エッセンシャル思考をまとめると、以下のようになります。
- 「やらなくては」→「やると決める」
- 「どれも大事」→「大事なものはほとんどない」
- 「全部できる」→「全部はやらない」
本当に大事な少数のことに集中することの大切さを教えてくれる一冊です。
この本を読んでほしい人
- やることが多すぎて悩んでいる人
- 生産性を上げたい人
著者紹介
グレッグ・マキューン
スタンフォード大学でMBAを取得後、企業のリーダーシップ支援に従事。著書『エッセンシャル思考』は世界的ベストセラーとなり、「より少なく、しかしより良く」を提唱。現在は講演や執筆活動を通じ、働き方と人生の本質を探る思考法を広めている。
印象に残ったところ
エッセンシャル思考 実践方法
具体的なエッセンシャル思考の実践方法は、
- 見極める
- 捨てる
- 仕組み化
です。
見極める
見極めるは、何が本当に重要かを分析することです。パレートの法則というものがあり、これは、
成果の8割は2割の努力に起因する
といものです。例えば、「売り上げの8割は、2割の顧客により生み出されている」などです。
よって、この例では、2割の顧客へのアプローチが大事なことに該当します。
捨てる
捨てるは、見極めるのステップで重要でないと判断したことに対してノーと言うことです。ノーと言うのは勇気がいるかもしれませんが、ノーと言わないことによるデメリットもあります。
それは、自分の本当に大事なことに割く時間が減ることです。限られた人生の中で、本当に大事な・本質的なことに時間を割くことは、人生の価値を高めてくれると思います。
よって、重要でないと判断したことに対してノーと言うことで、人生の充実度を高められるはずです。
仕組み化
本書では、
- だれにも邪魔されずに集中できる環境を作ること
- 習慣化すること
- 早く小さく始めること
を挙げていました。3つ目の「早く小さく始めること」については、日々の進歩が目に見えることで、継続しやすくなる効果があるそうです。
私が本を読んで実践したこと
見極める
私はまず、一日の余暇時間をより充実したものにするには何をしないべきか考えました。この本を読んでいる時点で読書の習慣があり、読書の習慣は残したいと考えました。なぜなら、読書は新たな知見を深め、この変化の激しい時代を生き残るのに必要であると肌で感じていたためです。
一方で、漫画を読む時間とゲームをする時間は重要でないと考えました。確かにその時間は幸せかもしれませんが、漫画やゲームの経験が10年、20年先に幸福をもたらすとは考えられなかったためです。「あの時ゲームをしていて本当に良かった。」なんて思う可能性は限りなく低いでしょう。
一方で、読書で得た知見は、一生役に立ちます。読書した時点では恩恵がなくても、いつか知っててよかったと思える日が来るはずです。
捨てる
私は、読書を大事なこと、漫画とゲームを大事ではないこと、という風に見極めました。次に、漫画とゲームを捨てるために、iPadからアプリを削除しました。漫画アプリはためらいなく消せましたが、ゲームはかなり悩みました。
アークナイツというゲームをしていましたが、LV120までカンストしているくらいにはやりこんでいました。恐らく総プレイ時間は数百時間だと思います。
ゲームを消したときは喪失感がありましたが、時間がたつにつれてあまり気にならなくなりました。むしろ、読書に費やす時間が増えて、時間がより充実したものになったとさえ感じました。
仕組み化
時間術大全でも書きましたが、毎日朝8時に登校し、30分間読書することを習慣にしました。朝早いため、研究室にはだれもおらず、静寂の中読書に没頭できました。

毎日大事なことをできているという充実感は得られました。朝読書をする前の自分よりも心理的ストレスは小さくなっていると感じていました。
まとめ
具体的なエッセンシャル思考の実践方法は、
- 見極める
- 捨てる
- 仕組み化
です。個人的には見極めるが一番大切だと思います。
私もエッセンシャル思考を実践し、時間を有意義なものにできました。要点は書きましたが、本当の意味で、心の底からエッセンシャル思考の重要性を理解するには本書を読むべきだと思います。
私史上、おすすめの本ベスト10には入っています。ぜひ読んでみてください。
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