「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法

健康

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最近、上司が私の発言をことごとく否定してくるような状況が続き、心身ともに疲弊していました。
朝起きるのもつらく、ベッドから出られない日も。

症状を分析してみると、適応障害ではないかと思い至りました。前回紹介した『「適応障害」って、どんな病気?』はこのような経緯で読むことに決めました。

適応障害についてネットで調べているうちに、適応障害になりやすい人は自己肯定感が低い傾向にあるとの記述が散見されました。

自己肯定感が低いという自覚はあったため、この本を図書館で見つけたときはすぐに手に取り、読み始めました。

私のように自己肯定感が低いと、社会で働くときにストレスを抱えやすいです(実体験)。

この本を手に取って、私と一緒に自己肯定感を高める第一歩を踏み出しましょう。

この本を読んでほしい人

  • 人から軽く扱われたり、バカにされている気がする
  • すぐ「自分はダメだ」と思い込んでしまう
  • 自己肯定感が低い自覚があるが、どうすれば高められるのか分からない

もしあなたがこうした悩みを抱えているなら、大嶋信頼さんの『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』が役立ちます。


私自身も「注意されるとすぐに落ち込む」「人の評価が気になる」そんな時期がありました。
この本は、そうした負のループから抜け出すヒントを与えてくれます。

本の内容

自己肯定感が高い人・低い人の違い

自己肯定感が高い人は「周りの目や言動を気にしない」し、「恥ずかしい」とすら感じません。
能力を鼻にかけることもなく、謙虚になりすぎることもありません。

一方で、自己肯定感が低い人は「人の評価が気になる」「すぐ自分を否定してしまう」傾向があります(p43)。
過去の失敗を繰り返し思い出し、「やっぱり自分はダメだ」と思い込んでしまうことも自己否定の一種です。

そして、自己否定を繰り返すことで、ますます自己肯定感が低くなります。

責任感の強さが自己肯定感を下げる

責任感が強い人ほど、自分を責めるネタが増え、気づかないうちに自己肯定感が削られます(p60)。
また、「これは正しいか」「意味があるか」と常に自分で判断しようとすると、周囲から嫉妬され、ますます自己肯定感が下がるといいます(p68)。

自己肯定感を高める具体的な方法

過去の振り返りたくない部分を書くこと(p110)

自己肯定感が低い人は、何かしら思い出したくない過去を持っているのではないでしょうか。ちなみに私はたくさんあります(笑)。

その過去について、整理できているでしょうか。今でも思い出して悩んだり、後悔したりすることがあるかと思います。

思い出したくないことを忘れようとしても、意外と忘れられません。そんなとき、あえてきちんと思い出してみるのはいかがでしょうか。

臭い物に蓋をするのではなく、きちんと向き合うことで、その過去を整理してみましょう。

もしかしたら、悪い思い出を良い思い出に変換することもできるかもしれません

否定されたと感じたとき、「何歳の自分が反応しているのか?」を考える。

否定されたと感じたときは、まず「今、何歳の自分が傷ついているのだろう?」と考えてみましょう。
たとえば、10歳のころの自分が怒られて悲しかった記憶とつながっているかもしれません。

その子どもの自分を思い浮かべて、安心できるような「自己肯定感が高まる言葉(キーワード)」を心の中で唱えてあげます。
たとえば、「大丈夫だよ」「あなたはそのままでいいんだよ」など、優しく語りかけるような言葉です。

すると、そのときの自分がほっとして笑顔になるような感覚が生まれ、同じような出来事が起きても、前のように深く傷つかずにすむようになります。

もし子どもの自分が元気にならなければ、キーワードが異なっていることが考えられます。違う言葉をかけ続けて、元気になるキーワードを探しましょう。

「みんな一緒」の感覚が重要

最後に、「みんな一緒」という一体感を感じたとき、人は揺るぎない自己肯定感を手に入れることができると著者は述べています(p215)。

やはり、人とつながっていると感じることはそれ自体が幸福であるため、自己肯定感が高まると思いました。

まとめ

この本は、自己肯定感を「高めよう!」と無理に意識するよりも、

  • 自分の過去と向き合う
  • 他人ではなく自分を見る
  • 心の反応の元になった「過去の自分」に寄り添う

こうしたプロセスを通じて、自然と自己肯定感が高まることを教えてくれます。

私自身も、過去の自分に優しくする感覚や、「みんな一緒」という安心感を意識し始めました。
「人からどう思われるか」ではなく、「自分が自分にどう接するか」が大切なのだと気づかされます。

本記事では要点をまとめましたが、本書では具体例が豊富に挙げられており、理解がより深まると思います。

少しでも興味がわいた人はぜひご一読ください。


※この記事は『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』(著:大嶋信頼/発行:PHP研究所)に基づいて執筆しています。

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