あなたはあなたが使っている言葉でできている

哲学

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Prime会員であり、Prime readingの特典を利用していたとき、この本に出合いました。

私が本を選ぶ基準としては、Amazonの商品ページでの評価数が500以上あること、そして評価が4.0以上であることです。

2つの基準を満たした本はほぼ例外なく良本です。この本はその基準を満たしていたので、読んでみようと思ったわけです。

読んだ感想としては、本当に読んでよかった!この一言に尽きます。内容は本記事を読んで確認していただきたいです。

もし購入をためらっている場合は、Prime会員になるのも一つの手です。会員になれば、この本を無料で読めます(2025/7/26現在)。

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この本を読んでほしい人

  • ネガティブ思考から抜け出したい人
  • 自己肯定感を高めたい人
  • 現状を変えたいが、何から始めればいいか分からない人
  • 前向きな自己対話の方法を知りたい人

この本は、私たちが日々何気なく使っている「言葉」に注目し、その言葉の選び方ひとつで人生の質が大きく変わることを教えてくれます。著者は、読者を励まし、内に秘めた力を目覚めさせるためにこの本を書いたと語っています(p8)。

本の内容

自分との対話が人生を決める

自分自身との会話、いわゆる「自己対話」が、実は人生の質を左右する重要な要素であることが、神経科学や心理学の研究でも明らかになっています(p11)。

私も、普段どんな言葉で自分と向き合っているかを改めて考えさせられました。自動的に浮かんでくる思考には無関心でいながら、重く受け止めた言葉に振り回されていたことに気づかされました。

試しに自分の頭の中の言葉を紙に書き出してみると、自分の思考の癖や、無意識のうちに自分を責めている言葉が見えてくるかもしれません。

私も実践していますが、紙に書きだすと自分が今どんなことを考えているのか、出来事に対してどのような感情を抱いているのかを明確化できます。

加えて、紙に書きだすだけですっきりした気持ちになります。だまされたと思って一度実践してみてください!

言葉が人生を導く

「~するつもり」や「~が目標」という曖昧な表現ではなく、「~する」「私は~だ」といった断定的な現在形を使うことで、思考と行動に明確な方向性が生まれると著者は述べています(p23)。

さらに、「問題をどう捉え、どう表現するかはすべて自分次第」であり、それによって問題が足かせにも、成長の踏み台にもなると説かれています(p16)。

私自身、「問題」を成長のきっかけと捉える視点を持つことで、過去の困難も自分の糧に思えるようになりました。

意志を持つ大切さ

運がないと嘆いたり、他人や環境のせいにしたりするのはやめよう(P28)。
自分の人生を前に進めるためには、「意志」を持つことが何より大切だと説かれています。

意志とは、自分の望む未来をつかみ取ろうとする力のこと。
意志があるからこそ、人は努力し、一歩を踏み出し、困難に立ち向かい、変化を起こすことができる(P36)。

また、「こんなのもうイヤだ」という気持ちは、ただの不満ではなく、自分を突き動かす強いモチベーションにもなる(P37)。

運命を他人に委ねるのではなく、自らの意志で人生を切り開く。
本書では、その姿勢の大切さが繰り返し語られていました。

私にはできる

誰でも、その人なりの問題を抱えて生きています。完璧な人生など、現実には存在しないのです(P67)。

このことを知るだけで、自分だけがつらい思いをしているわけではないと気づけて、気持ちが軽くなります。

そして、どんなに厳しい状況であっても、私たちはこれまでそれを何とか乗り越えてきました(P75)。
その経験が、今の自分をつくっているのです。

だからこそ、自分の過去を振り返ることが大切です。
「あのときできたのだから、今回もきっとできる」――そう思えることが、自信につながります(P81)。

私自身も、これまでに直面してきた困難を思い出すことで、「あのとき乗り越えられたのだから、今度も大丈夫」と前を向くことができました。

人生は予測できないからこそ面白い

「先がわからないからおもしろい」。この言葉(p98)は、不安ではなく好奇心を持って未来と向き合う姿勢を思い出させてくれます。

不確実な未来を受け入れることができれば、それだけで心は軽くなります。決断する勇気、間違いを恐れない姿勢は、人生を切り拓く大きな武器になると感じました。

思考よりも行動が人をつくる

思考や感情にとらわれすぎず、「何を考えているか」よりも「何をするか」にフォーカスするべきだと繰り返し強調されています(p101, p106)。

人生を変えたいなら、まず行動を変えること――それがすべての出発点だというメッセージは、非常に力強く感じました(p112)。

逆に言えば、行動を変えない限り人生を変えることはできないということです。

今の人生に不満があるなら行動するしかない、そう感じました。

「やる気が出たら始めよう」ではなく、「まず動く」ことの大切さを実感しています。やってみると、気持ちも後からついてくるものです。

何も期待せず、すべてを受け入れる

人生には予測できないことが次々と起こります。

だからこそ、「未来は不確かだ」という事実を受け入れ、今この瞬間の現実と正面から向き合うほうが、ずっと力強く生きられるのです(P142)。
頭では理解していても、思い通りにいかない現実を素直に受け入れるのは、なかなか難しいことだと改めて感じました。

また、人間関係においては、他人に対する期待を手放し、「そうなってしまったこと」をそのまま受け止める姿勢がとても大切です(P147)。


私自身、過去に人間関係で悩んでいたのは、相手に対して勝手に理想像を描いていたからかもしれません。

その理想と現実とのギャップがストレスになり、気づかぬうちに心を疲弊させていたように思います。

期待せずに受け入れるという姿勢が、精神的な自由につながることを学びました。

まとめ

『あなたはあなたが使っている言葉でできている』は、自分自身との対話を見つめ直すきっかけをくれる一冊です。

ポジティブ思考を無理に押し付けるのではなく、「言葉の選び方」や「行動の力」に焦点を当てることで、読者が自分自身の人生の主導権を取り戻す手助けをしてくれます。

過去を振り返り、自分が乗り越えてきた経験を思い出すこと。未来の不確実さを楽しむこと。

そして何より、「今この瞬間にどんな言葉を使うか」が、これからの自分をつくっていく

そんな希望に満ちたメッセージが詰まった一冊でした。

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※この記事は『あなたはあなたが使っている言葉でできている』(著:ゲイリー・ジョン・ビショップ/発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン)に基づいて執筆しています。

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